不眠が招く病気

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病は不眠から。正しい生活習慣をつけましょう。

〇睡眠の重要性


まず、睡眠が身体にもたらす働きですが、入眠してから最初の三時間に成長ホルモンの分泌が活発になります。
成長ホルモンは人間が健康な体を保つために様々な役割を担っているので、健康で生き生きとした毎日を過ごすためには欠かせない存在です。
そして、その成長ホルモンの一つの働きに、免疫力の増強があります。


人は眠っている間に、成長ホルモンの働きによってリンパ球の回復を促し、免疫力を高めていきます。
そのため、眠りが浅いと免疫力を高める力が正常に働かなくなってしまい、リンパ球の回復が十分になされません。


免疫力が低下してしまうと、ウイルスや細菌など外的物質から身体を守る力が低下してしまいます。
その結果、風邪などを引き起こしやすくなってしまうのです。


ですから、日々の健康を保つためには良質な睡眠が欠かせません。
睡眠という、人間にとって大事な行為を怠ると、身体の調子はどんどん悪化してしまいます。

 

〇睡眠と生活習慣病との関係


質の良くない睡眠は、生活習慣病のリスクを高め、また、症状を悪化させることが分かっています。
以前から生活習慣病患者さんでは、不眠症の方が多いことが知られていました。
その後の多くの研究により、睡眠障害が生活習慣病の罹患リスクを高め、症状を悪化させることが明らかになりつつあります。
入眠困難や中途覚醒・早朝覚醒などの不眠症状のある人では、良眠している人に比較して糖尿病になるリスクが1.5~2倍になることが知られています。
このように睡眠と生活習慣病は切っても切れない関係で、互いにますます症状を悪化させてしまうのです。

 

〇不眠症も生活習慣病のひとつ


21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)では、「栄養・食生活の管理」「身体活動・運動」「禁煙・節酒」などと並んで「十分な睡眠の確保」に取り組んでいます。
不規則な食事・運動不足・ニコチン・アルコール過飲によって睡眠状態は悪化するので、これら生活習慣を改善することは、良質な睡眠を保つことにもつながります。
逆に言えば不眠症もまた生活習慣病のひとつと考えるべきでしょう。


日々の生活の中で、睡眠時間はほかの時間に割かれがちです。
ただし、長期にわたり睡眠不足を続けたり、不眠症を放置したりすると健康を大きく害します。
睡眠問題は静かに、しかし着実に心身の健康を悪化させます。
睡眠習慣の問題や不眠症を放置せず、ご自分の睡眠状態に疑問を感じたら、かかりつけ医または睡眠専門医に早めに相談をしてみましょう。

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